マルチ接続用BACnet/IPゲートウェイ装置
型名 | BP760-PM |
納期 | ※別途お問い合わせください |
発売 | 2018年3月 |
概要 | 最大32台のMELSEC、Sysmac、Modbusとイーサネットで接続できるBACnet/IPゲートウェイ装置です。 |
規格 | RoHS |
特長
- MELSEC(MCプロトコル)、Sysmac(Finsプロトコル)、Modbus(Modbus/TCP)の各端末で
構成されたシステムをBACnet ビルディングコントローラとして使用することが可能 - 簡単に端末機器メモリとBACnet オブジェクトプロパティを関連付け可能
- BACnetオブジェクトは、2,000点(推奨)設定可能
- プロパティへのリードやライト、参入離脱の方式、COV やEvent との関連付けなど、
各社のBACnetデバイスと接続でき、柔軟で拡張性が高い設定が可能 - 国内の主要なBACnet規格に対応
- IPv6 プロトコルに対応
納品物
項目 | 数量 | 内容 |
---|---|---|
本体ユニット | 1 | BP760-PMの本体です。 |
電池ユニット | 1 | バックアップ機能用の電池ユニットです。 |
電池ユニット接続用 コネクタ |
2 | 本体ユニットと電池ユニットを接続するためのコネクタです。 2個つながった状態で出荷されます。 |
CD-R | 1 | 以下を格納しています。
|
ご用意いただくもの
品名 | 数量 | 用途 |
---|---|---|
電源(DC24V) | 1 | 本体ユニットに電源を供給するためのものです。 |
LANケーブル | 2 |
|
設定用PC | 1 | IE(InternetExplorer)に接続し、 本製品の設定を行うためのPCです。 ※Webサーバーを内蔵しており、LANケーブルでユニットとPCを接続することでIE経由でユニットの設定が可能です。 |
一般仕様
項目 | 仕様 | ||
---|---|---|---|
伝送仕様 | コネクタ形状 | RJ45 | |
データ転送速度 | 100/10Mbps | ||
転送モード | 全二重/半二重 | ||
転送方法 | ベースバンド | ||
接続できる 端末機器 |
SLMPプロトコル(MCプロトコル) (例:三菱電機製MELSECなど) |
最大32台 | |
Finsプロトコル (例:オムロン製SYSMACなど) |
最大32台 | ||
ModbusTCPプロトコル (例:SYSMACなど) |
最大32台 | ||
BACnet入出力 点数 |
AI/AO/AV/BI/BO/BV/MI/MO/MV/AC/計量の合計で最大8,000点、 推奨2,000点のオブジェクト |
||
登録できる データ変換式 |
アナログ変換式 | 最大1,000個 | |
バイナリ変換 | 最大1,000個 | ||
マルチステート変換 | 最大1,000個 | ||
内部メモリ | 64Mバイト | ||
消費電流 | DC24V 160mA/3.84W | ||
外形寸法 | 本体ユニット | 99mm(H)×35mm(W)×114.5mm(D) | |
電池ユニット | 99mm(H)×22.6mm(W)×91.1mm(D) | ||
質量 | 本体ユニット | 164.6g | |
電池ユニット | 74g | ||
設置方法 | DINレール上に設置 |
使用環境条件(本体ユニット)
項目 | 仕様 |
---|---|
使用周囲温度 | 0~55℃ |
使用周囲湿度 | 10~90%RH ※結露なきこと |
保存周囲温度 | -20~65℃ |
保存周囲湿度 | 10~90%RH ※結露なきこと |
使用雰囲気 | 腐食性ガスがなく、じんあいがひどくないこと |
使用標高 | 2,000m以下 |
設置場所 | 制御盤内 |
ノイズ耐量 | IEC61000-4-4規格準拠試験:レベル3 IEC61000-4-2規格準拠試験:レベル4 |
使用環境条件(電池ユニット)
項目 | 仕様 |
---|---|
使用周囲温度 | -5~55℃ |
使用周囲湿度 | 10~90%RH ※結露なきこと |
保存周囲温度 | -20~80℃ |
保存周囲湿度 | 10~90%RH ※結露なきこと |
使用雰囲気 | 腐食性ガスがなく、じんあいがひどくないこと |
使用標高 | 2,000m以下 |
設置場所 | 制御盤内 |
耐ノイズ性 | IEC61000-4-4に準拠、2KV(電源ライン) |
BACnet規格
規格 | 対応 |
---|---|
ANSI/ASHRAE Standard 135-2004 | ✔ |
ANSI/ASHRAE Standard 135-2010 | ✔(※Ver1.2.0以降) |
ANSI/ASHRAE Standard 135-2012 | ✔(※Ver1.5.0以降) |
IEIEJ-P-0003:2000 | ✔ |
IEIEJ-P-0003:2000アデンダムa | ✔ |
IEIEJ-G-0006:2006アデンダムa | ✔ |
IEIEJ-G-0006:2017 | ✔(※Ver1.5.0以降) |
構成例について
- ゲートウェイをICONTとして使用する構成例
- BP760-PMを使用して、フロアごとにICONTを構築する構成例
- BP760-PMを使用して、既設B-BCをスケジュール管理する構成例
- BP760-PMを使用して、既存BEMSを増設する構成例
- BP760-PMを使用して、既存BEMSの情報を取得し、自社システムに取り込む構成例
- BP760-PMと表示器を組み合わせて、B-OWSとして使用する構成例
ゲートウェイをICONTとして使用する
BP760-PMをBACnet ICONTとして使用する構成例です。
BP760-PM は、MELSEC PLC(MCプロトコル)やSYSMAC PLC(FINSプロトコル)、MODBUS (TCP)の複数プロトコルに対応しており、それらをBACnetに接続することが可能です。また、混在することも可能です。
中央監視による状態監視、発停制御、スケジュール制御などが行なえます。また、ICONT側から他のデバイスに対してイベント通告やCOV通告も行うことが可能です。
BP760-PMを使用して、フロアごとにICONTを構築する
フロア毎にICONTを分散した構成例です。
分散することで、機器故障などのリスクも分散することが可能です。また、ポイント数が多く通信負荷が高い場合にも、分散することで通信負荷を低減することが可能です。
BP760-PMを使用して、既設B-BCをスケジュール管理する構成例
既設のBACnetシステムに対し、BP760-PM経由でスケジュール管理を行う構成例です。
他のBACnetオブジェクトに対し、制御を行うことが可能です。
- 参入時に中央監視のスケジュールを取得する(カレンダ連携機能)
- BP760-PMがスケジュール通りに機器に対して制御を行う
- 既設B-BC側にスケジュール登録は行わない。(スケジュールは未登録状態)
もしくは、既設B-BC側のスケジュール登録の優先度を、中央監視側のスケジュール優先度より低くする必要があります。
BP760-PMを使用して、既存BEMSを増設する
BP760-PMを使用して、既存BEMSの情報を取得し、自社システムに取り込む
既設のBEMSから情報を取り込み、新規に追加するシステムで活用することが可能です。
また、新規システム側から既設システム側へ発停なども行うことが可能です。
主にMODBUS (TCP)を使用し、自社システムと通信をするように構築します。
BP760-PMと表示器を組み合わせて、B-OWSとして使用する
表示器とBP760-PMを使用し、簡易HIMとしてシステムを構築することが可能です。
表示器で最新情報を表示しながら、発停を行うことが可能となります。
例えば、表示器のタッチパネルから、照明のON/OFFや、空調機の温度設定なども行うことが可能です。
※TrendLogオブジェクト、Scheduleオブジェクト、Calendarオブジェクトの対応が必要な場合は、中央監視の構築が可能なBAQ08V-OWS、もしくはWindows版BACnetドライバDLLが最適な製品となります。詳しくはサポート窓口までお問い合わせください。
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